-ダンベル持ってジョギング-
バトルマガジン2002年8月号より





 たった今、茂木から帰ってきたよ〜。何をしていたかというと、フォーミュラーニッポンを観戦してきたんだ。実は先日、人生初の手痛いクラッシュをしてしまって、精神的になかなか立ち直れないでいたの。レースにクラッシュはつき物というけど、いざクラッシュしてしまうと、そこから立ち直るのは相当難しい。

 何かヒントを得られたらと思って、茂木に向かった。朝サーキットに到着すると、すでにF3のレースが始まっていて、ダウンヒルコーナーから観戦。私服姿の三上和美は皆さんおなじみでないらしく、たまたまファンの人が横にいたんだけど、全く気づいてもらえなかった(涙)。ちょっと寂しかったので、サングラスをはずして話し掛けたの。そうしたら
「エエ〜!?」って超ビックリされた。確かに友人ドライバーには「サーキットにいるかずみっちは、いつも恐い顔をしている」とか言われるし…。それはだってさ、一応レースって命をかけたスポーツじゃない?


 ワンミスで誰かが命を落としてしまう、常に危険と隣り合わせでしょ。当然レース前には緊張して、顔がこわばっちゃうのはしょうがないじゃない!でもそんなに違うなんて、ちょっとショック。レースの時の私はそんなに恐いのね(涙)確かにファンの人にもらった写真を見ると、こわい顔してるかも!?認めたくないけど。
 
 気を取り直して、藤澤選手の応援に行くためパドックに向かう。藤澤選手は、スーパー耐久のパートナーでもあるのだ。だから藤澤選手には、ぜひともがんばって欲しい。パドックに到着し藤澤選手に声をかけると…う〜ん、やっぱり緊張しているみたい。


 今日はコーナーからレースを観戦する事にしよう。もう一度グランドスタンドに戻って
「何か盗めたら」と、必死に走りを勉強する。しばらくすると、横に座っている女性に「誰の応援に来ているんですか?」と、聞かれたので、「藤澤選手の応援です」と答えた。せっかくなので、その女性とレースのお話をしたら、結局最後までレーサーだとは気づいてもらえなかった。(ヤッパリ)確かにこんな小娘が、レースをしているようには思えないよな〜。

 レースの合間に、昨日友人ドライバーから借りた
「メンタル面のトレーニング」という本を読んだ。仕事でもレースでもなんでも、メンタル面が大切だ。まだまだ自分を鍛えなきゃ駄目だよねー。そんなこんなで、55周でフォーミュラーニッポンのレースは終わった。藤澤選手は無事完走。良かった良かった。脇坂選手が優勝♪


 フォーミュラーニッポンのレースと、トレーニングの本を読んで刺激を受けた私は、家に帰るとすぐにダンベル持ってジョギングに出かけた。夜中に若い女性が、ジャージ着てダンベル持って走る姿は、かなりきわどいものがあっただろう。きっと小さいお子さんがそんな姿を見たら、泣きながらダッシュで家まで帰るだろうな。そんなことを考えながら、ひたすらジョギング。
「目指せ表彰台!」



 

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