NO.1 木曜日から土曜日の予選・・・


 私にとって初めてのビックレース参戦!BUT走ったことのないサーキットだっただけに、最初はかなり不安でした。
でも心やさしいチーム員に、練習の機会をけっこう与えていただいてレース前には何とか走れるようになりました。

サーキット入りは木曜日から(またまたかずみっちがトラックを運転)、今回私のチームはシビックと、プレリュードとの2台のエントリー!(私はプレリュード)

でも木曜日のメカニックは一人!という、じつにプライベーターなチームですが、第1ドライバーが走っている時、あいているドライバーがメカをするという(たぶんスーパー耐久に参戦しているチームで、こんなにメカニックがいないチームはうちだけでしょう・・。というか予算がないため)でもなんとか助け合いながら、大雨の中、練習は続き夜はみんなで仙台市内へ牛タンを食べに行きました。

この日は浅野RSの浅野武夫さんの誕生日!チーム員と、大きな花束と、ケーキを買いお祝いしました!お店の人からも差し入れ(プレゼント)も、もらい、歌も大声で歌い、ちゃんとローソクも立てて周りに迷惑をかけましたが、
とっても楽しい一日を送ることができました。

 金曜日は霧がとにかくすごくってコースが見えない!!練習は赤旗中断だらけ!そうそうこの日はお忙しいなか、WELTECの星子さんと茂さんが手伝いにきてくれて、すっごく助かりました!(どうもありがとうございました!)そして練習は、なんとか泣きながら(笑)一生懸命練習しました!

 そしてその夜もみんなで仙台に牛タンを食べに行きました。(このころにはもう私は食べたくなかった)その後ホテルに戻り、”明日の予選は雨だといいな〜”と祈りながら寝ました。

 いよいよ予選!なんと晴れ!!が〜〜ん!予選とおるかな〜?そうそう私の参戦するプレリュードはクラス3といって、FDと同じクラスなんです!それがまたこのFDがはやいのなんのって!ノンターボの私の車に対してあっちはおにぎり3個つき!(笑)←(注)食べれないよ

 とにかく基準タイム(トップ3台の平均したタイムの110%が基準タイム)をクリアするのが晴れだと大変なんですよ!
これはレースに詳しい人しか理解できないと思うので詳しい説明はここではしません。にかく車的にはとっても不利!でもやっぱり負けたくない!その為には雨が必要だったんです。そうしたらなんと・・・・・・


 予選は40分間、決勝も同じタイヤをつかわなくてはいけないために、だいたい第1ドライバーがアタックして、第2ドライバーが、軽く走って基準タイムをクリアするという、タイヤをいたわる作戦をみんな取るんです。もちろん、チームもその作戦で、第1ドライバーの市川さんがアタックして、私が基準タイムをクリアするという作戦でした。

 そしていよいよ予選開始!市川さんが最初にタイムアタックをしました。7周ほど走ったところで、チームから”もう雨が降りそうだからそうしたら基準タイムをクリアできなくなるからもう和美が乗れ!”という判断。急いで市川さんとドライバー交換をしてコースに出ると、なんとさっきまでドライだった路面に雨がポツリポツリ・・・。

 まじにやばい!このままでいくとすぐ路面はウェットになってしまう・・。そうしたらもう基準タイムをクリアするどころか予選落ちに・・。そうしたらかずみっちの頭から!プチっと音がしてもう1周で予選を決めないとだめだ!
コースアウトするぐらいの気持ちでメットのなかでは実は怖くって泣きながら(笑)走りました。(仙台の雨はタイヤが滑るすべる!)そうしてなんとか一周で基準タイムはクリアできピットに帰ろうとすると、大粒の雨に変わり路面は
ヘビーウエット!


 紙一重だったけどなんとか予選はクリア!結果はなんとクラス3位!総合22位!やったーー決勝にでれるんだー!そんななかやはり基準タイムをクリアできないチームが続出!予選始まって15分ちょっとでいきなり降り出した雨が、スーパー耐久に参戦したすべてのチームに、良くも悪くもドラマを起こしてしまったのです・・。

 そしてその夜もまた仙台に牛タンを食べにみんなで行きました。だけど私は、つかれていたのですぐに一足早くホテルに帰りバク睡!BUT!暴走族が私の泊まっているホテルの前を警察と追いかけっこ!寝不足で決勝に・・・。

 
 4月23日決勝!
とうとうスーパー耐久の初めてのレース!
すっごくうれしい!そんな気持ちで朝を迎えました。暴走族がうるさくって寝不足だったけど、レースの時は集中するので、大丈夫!

 当日は、東京からわざわざ応援にきてくれた方もいてすっごくうれしかったです。

 決勝の日のスケジュールはというと、午前中にフリー走行(車の最終チェック)がありその時なんとMTにトラブルが、昨日まであんなに入りやすかったMTが全然はいらないんです。メカニックの方が急いで車を治しにかかりました。

 そんなかんやで、Pit Walkの時間、車はガレージで修理中だったけど、みにきてくれた方のためになんとかお土産を!と、いうことでスポンサーの様のほうから、マウスパット、携帯ストラップCD(お試し板)様のほうからチームステッカー(なんと3種類も豪華なステッカー)を用意していただき、じゃんけん大会で、Tシャツなどもみんなにプレゼントしました。

             Pit Walkの風景です


 そしていよいよ決勝!予選で基準タイムをクリアできなかったチームが、出走嘆願のかたちでグリットを形成しました。チームの後ろには、GTRやインプレッサ、ランエボがいるというなんとも不思議なスタンデインググッリットでした。(たぶん今後のレースで、予選が雨じゃなかったら一生こんな前はないだろうというぐらいチームにしてはずいぶん前のグリット!)

 天気はまたまた不安定で、決勝直前に雨が降り、路面はウエットでしたが、みるみる乾いていき、スタンデインググリットで、履いていたタイヤを浅溝から、スリックタイヤにかえました。

 第1ドライバーは
市川さんが務めることになりました。アナウンサーの長いチーム紹介を終え、ローリングスタートの開始!そして順調に周回を重ねていきました。やはり初めてのスーパー耐久参戦ということで、最初のうちは走り方がわからないという感じを見受けられましたが、後半になったときは徐々にペースを取り戻し、周回できるようになりました。
そして36周したところで私に
ドライバーチェンジ。ここでタイヤ交換を行い無給油でコースに出ました。ここでの順位はクラス5位総合では28位でした。

     

 
 そしていよいよ
私の出番!やはり私も始めてのスーパー耐久ということで、最初はスーパー耐久の走り方が全然わかりませんでした。だって今まで出たレースはこんなに速度差のあるレースはなかったから、速い車に抜かれる時とかが全然わかりませんでした。でも、走りながらもいろいろ考えたり、研究し思ったんです。
 ”周りは超一流のプロドライバーばっかり!そんな方々と一緒にレースをしているんだから、ここでプロドライバーの走りを盗んで帰らなきゃ、せっかくスーパー耐久というビックレースに出ても何も成長しない!”って思いましただって、ただ抜かれてばっかりじゃ悔しいしつまらない!何かつかんで帰らなきゃ何も残らない!
 


 そうきずいてからは必死にプロの走りを盗みました。”あの人は今こういうブレーキングをしたから、あんなにコーナーが速いんだ私も次の周はおんなじことをしよう”とか、”今のラインはすばらしい!よしこのラインでいこう!”とか色々研究し、そうしたらタイムはどんどん上がっていきました。

 そうしたらやっぱり欲が出てきて”勝てないレースってわかっていてもやっぱり勝ちたい!前の車を抜きたい”って思ってきました。そうしたらなんと前にFDが!
”絶対抜く!”って心の中で決めました。そこで今まで車をいたわるために、7200シフトアップの、やさしいブレーキングでしたが、もうかずみっち戦闘モード!シフトアップを8000にしました。そしたらなんとただでさえ入りずらいギアが、8000シフトだと入らない(涙)やっぱり7500くらいのシフトアップにしました。(プレリュードの一番おいしいところは7500〜8000回転)

 そしてFDを3周ほどかかって抜くことができましたが、やはりもう一周速く走らないと同一周回にならないため、順位は上がらない!抜いてからもとにかく一生懸命がむしゃらに走り続けました。そうしたらレースがすっごく楽しくなってきて、走っていてメチャクチャ楽しくって×しょうがなくなってきました。”レースって本当に楽しい!”でも、とにかく抜きたい!

 ”でもいくらはしっても前の車は見えてこない・・・””やっぱりだめだったのかな?”と思った瞬間ラスト2周で、FDが前に見えました!やはり相手も私の車にきずきそう簡単に抜かせてはくれませんでしたが、なんとか抜いてクラス4位でチェッカーを受けました。みんながピットから身を乗り出して祝福してくれてました。


 なんだかその姿を見たとき”私ってがんばったな〜”って心から思いました。そうしたら、今まで仙台まで何時間もかけて練習に行き、トラックを一人で眠い目をこすりながら運転して行ったことや、なかなかタイムが出なくって悩んだことや、前回のレースで、MINIでずっとトップを走っていたのに、マシントラブルで、リタイヤして悔しかったこと、スーパー耐久に参戦は決まったものの不安でいっぱいだったことや、みんなに10年落ちのプレリュードで参戦することを馬鹿にされたりして悔しかったこととか、頭を駆け巡り、でも今回こんなに一生懸命がんばれた自分に感動して、涙が出そうになりましたが、”泣くときは表彰台の真中に立ったときにとっておこう!”っておもい涙をこらえました(笑)←いつになるやら・・。

 今回は初めてのスーパー耐久参戦ということや、車自体勝てる車ではないと思っていましたが、どんな車でも、ドライバーがしっかり走らせることができれば、勝つチャンスはある!ということがわかりました。実際最後の2周はクラストップの車はガス欠症状で2台の車がスローダウンなんとかチェッカーを受けるというないようでした。

 今回は私も、市川さんもスーパー耐久でいろんなことを学び、ドライバーとしても大きく成長したと思います。



 
今回は応援に来てくれた皆様、、メカニックの皆様応援、ご協力、ありがとうございました!心から感謝しています。特に今回マシントラブルがかなりありましたが、メカニックの方のおかげで、無事チェッカーを受けることができました。チームをスポンサードしていただいた企業様&個人スポンサーの皆様のおかげで参戦することができました。本当にありがとうございます!


P.Sところでなんでそんな古い車で、スーパー耐久に?と思っている方大変多いと思います。お答えします!
お金がないんです(涙)
2000年4月24日 市川芳邦 三上和美
    
 
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