2000年レースリザルト

開催サーキット  筑波サーキット
開催名      第16回筑波ナイター耐久レース
               MINITAGS
エントラント名  ミスタークラフトADVANミニ
ドライバー   浅野武夫 三上和美 笠原智行 坂井孝朗
予選  クラス1位(総合11位)  
決勝  クラス1位(総合5位)



8月12−13日筑波サーキットにて,MINITAGSが開催されました。
初戦は,終始トップを快走していたにもかかわらず,マシントラブルによるリタイヤでした。このシリーズは年3回しか開催されないため,1レースの順位に対してのポイントが非常に重要で,今回リタイヤしてしまったら,シリーズチャンピオンは狙えなくなってしまうため,どうしても落とせないレースでした。

 でも真夏のレースということはMINIにとっては非常に車的にきつく,オーバーヒートはもちろんさまざまなトラブルが想定されました。去年の最終戦から,MINIはSタイヤが売り出され,どのチームもラジアルからSタイヤに変更。しかし40年前から構造の変わっていないMINIには,このハイグリップタイヤによる足回りへの負担が大きく,それが原因で初戦はリタイヤしてしまったので,今回も同じ場所に負担がくるんではないか非常に心配でした。尚,このレースは3回のピットストップの義務づけや,給油の際3分間のピットストップも義務づけになっています。
                         
 そんな不安を抱え,予選がスタート。予選ドライバーは浅野さんを起用10分という短い時間で見事クラス1位の座をGETしました。しかし,この照りつける強い日差しや熱に,予選からマシントラブルに見舞われるチームもあり,どのチームにも厳しい過酷なレースになるだろうとおもいました。

 そして,決勝。今回も変則ルマン式スタート。スタートドライバーは坂井さんでした。スタートでは,ひとつポジションを下げるものの,3周ほどで取り返し,終始安定したタイムで45分間をドライブ。そして第2ドライバーの浅野さんにバトンタッチ。やはりこのころにはすでにリタイヤ車輛も続出し,トップを走りつつも気は抜けない状況でした。

 浅野さんも45分間のドライブを終え,第3ドライバーの笠原さんにバトンタッチ。雲行きはどんどん怪しくなってきて,今にも雨が降りそうな空。この日は関東地方に台風が迫っていたために,最終ドライバーの私のときには雨が降ることが想定されました。
 でも私自身以前MINIで,大雨の中走ったときにかなりの好タイムを記録してたために自信がありました。そしていよいよ笠原さんも45分間のドライブを終え,私にバトンタッチ!
そして,そのとき給油を行い3分間のピットトップ。そして給油を終えいよいよコースイン。“あれ!?”車がおかしい…。右コーナーのときに左フロント足回りから激しいバイブレーションが伝わってくるのです。“もしかしたら前回のように足回りに負担がきてしまっていて,ドライブシャフトがいっちゃうかもしれない…・。”と,おもいましたが,無線を時たま用意していなかったために,ピットに連絡をとるわけにも行かない。第3ドライバーの笠原さんのときにもすでにこの症状は出ていたはずだから,ドライバーチェンジのとき何も言わなかったのは,何ともないということだろうか?

 そしてコースを一周して,ピットのサインボードを見たらタイヤのマークが。“なにあれ?”タイヤのマークだけじゃ何の意味もわかんないよ!と嘆きつつも,もう一周してくると,今度はサインボードにペースダウンの合図が…。“何これーー!?車の調子が悪いからペースを落とせってこと?”と,またまた嘆きながら,コントロールタワーの順位表を見ると,順位がなんと5位!“そういうことか、きっと2位に差をつけてダントツトップだからタイムを落とせってことね”と,やっと意味がわかり,ペースダウンに入る。
  でも、ただ単にペースを落とすんじゃなくて,車にやさしい走りを心がけた。ブレーキング、コーナリングすべてをゆっくり丁寧に、行った。これ以上ない丁寧な運転で走った。しかし!この時の運転が、この日の1000ノーマルクラスのファーステストラップを獲得(1000ノーマルクラスのベストタイム) “ま・・まずいよ・・。ゆっくり走れってサインでてるのにこのタイムは・・。”とにかく、回転数はめちゃくちゃさげ、油温も水温もとっても安定し、ブレーキングなどは軽くいつもより30mくらい手前で、ブレーキし、ゆっくりゆっくりアクセルをあけると、これがまた速く走ってしまう・・。相変わらずサインボードはペースダウンのしるしが・・。“これ以上ゆっくり走れないよーー(涙)”

 この時おもった。MINIはこういう風に走らせるのが一番いいんだ!ローパワーのMINIはほかのハイパワー車と違って、ひとつのミスが1秒2秒のタイムに出てくる。ほかの車ではごまかしがきく動作もMINIでは、一切ごまかしがきかない。雑な運転やつっこみなどしてしまうと、タイムは出ないどころか、どんどん落ちていく。ドライバーの腕が試される車である。とことん神経を使って、一つ一つの動作を丁寧に走ってこそ、ベストの走り方なんだ!ってきずいた。

 そして45分のドライブを終え、クラス優勝という形でチェッカーを受けた。そしてレース後、左フロントタイヤを見ると、ワイヤーが出ていて、かなり危ない状況だったことがわかった。
 そうそう、表彰台!ということで、ウイニングランの後うきうきでいると、なんと総合でしか表彰台がないことが判明!!かなりきついショックを受けるものの、次回は絶対スーパー耐久で表彰台に上がる!と、いうことを決意した。

 今回のレースは、私がレースを初めてからの初優勝でした。その上レース中のファーステストを過酷な条件の中出すことができ、改めて自分の走りに自信がついた。これから後半戦は、スーパー耐久が2週間おきにあったり、そのいずれもまともに走ったことのないサーキットの上、練習時間もほとんどありません。でもそんな状況の中でも、しっかり結果の出せるドライバーになりたいです。本当に厳しいのはこれからだとおもっています。一生懸命がんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 
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