スーパー耐久シリーズ第2戦


  仙台ハイランド  4月28〜29日 100Lap
予選 総合31位 クラス7位
決勝 総合25位 クラス6位

  

私にとって、今年のスーパー耐久の開幕戦となるシリーズ第2戦。木曜日にサーキット入りをしました。マシンは、浅野自動車の方が徹夜で作ってくださったおかげで前日に完成。まさに今回のレースウィークがシェイクダウンとなるために、この日はマシンの慣らしと、足回りのセットアップを行いました。

 翌日の金曜日には慣らしも終わり、いよいよ全開走行を行いました。初めてのマシンをコースで走らせるのは、胸がドキドキする瞬間です。ましてや今回は、私にとって初めての新車のレーシングカーでもあるために、なおさら
ドキドキです。


 

コースIN!しかしメーターのトラブルがあり、回転数が正しく表示されません・・・。V−TECエンジンには、高回転まで回した時に、その最大限のパワーが出るという特質があります。これではそのエンジンの、いわゆる「おいしい所」がどこかわかりません。浅野自動車のメカニックでもあり、レーシングドライバーとしては私の師匠でもある浅野さんに走りのアドバイスを聞ききながら実行。

 
”おまえはレーシングドライバーだろ!感で走れ!”そんなこと言われたって私はシビックのことまだ全然わからないし、事前練習もなかったし・・・。昨年一度シビックでレースでたけどメーター動いていたし・・・。でもやるしかない・・・のよね。

 その後は足回りのセットがなかなか決まらずに、走り終えるごとにメカニックの方と入念な打ち合わせを繰り返し、シェイクダウン直後の新車を、少しずつ煮詰めていきました。



 メーターのトラブルと、いまだに決まらない足回りのまま、予選を迎えました。第1ドライバーの市川さんが2〜3周ほどタイムアタックをして、私が基準タイムをクリアするために2周ほど走る作戦をとりました。

 この日はよく晴れていて、路面温度も非常に高くなっていました。こういう時は、タイヤもすぐに「タレて」しまいます。決勝に少しでもいい状態のタイヤで望むためには、こういった状況の場合、とにかく一周のアタックにかけるしかありません。そして45分間の予選が開始!作戦どおり市川さんが2周目に1,06,990のタイムを出し、その直後に私も2周周回して、総合31位クラス7位という結果で予選を通過しました。

浅野自動車は今年シビック2台体制。
前を走るのがFKマッシモシビック
 YASUさんに頂きました



 この日の夜はあいかわらず恒例のミーティングしかし話題は
来年のスーパー耐久の話題で持ちきり(笑)まだ第一戦もやっていないのにいつも考えるのは来年のレースのこと。気が早いというか準備がいいというか(笑)


 決勝の日には、スーパー耐久に参戦しているチームやドライバーが、レースを見にきてくれた方と交流する時間のピットウォークがあります。私達のチームには、レースクィーン(あいかさんが応援に駆けつけてくれて、ピットを華やかな雰囲気に盛り上げてくれました。

 そしてこの時、私達のピットではCARIN”(三上和美毎号連載)とWELLTECさんから頂いた、チームステッカーを配ったりしました。

その後マシンをコース上に並べ、フォーメーションラップがスタート。そして引き続き、長い100Lapにわたるレースが、ローリングスタートとともに始まりました。

 最初に走るのは市川さんです。順調に周回を重ねていたのですが、トラブルによりシビックの、左足回りのアライメントが狂ってしまったとのこと。そんな状況のため、予定よりも少し早めのドライバーチェンジを行うことになりました。いよいよ私の出番です!!交代のためのピットストップの時、給油とタイヤ交換のみを実施。足回りは直す時間がないために、そのままの状態でコースInして行きました。


耐久レースにトラブルなどはつき物で、私も過去に何度か、足回りのトラブルを抱えたままで周回した経験があります。今回はかなりハンドリングはおかしくて特に右コーナーになるとアンダーステアが強くなってしまい、まったくコーナリング速度を上げることが出来ない!そんな中この状態でどうやったらタイムアップできるかうまく走れるのか毎回ラインを変え走り方を変え試してみます。しかしアンダーステアは消えない。

スーパー耐久は、国内のトップドライバーやワークスチームが数多く参戦しているレースとしても有名で、実は私のような新米ドライバーにとっては、先輩ドライバーの走りを盗む絶好のチャンスです!レースを戦いながらも、色んな人の走りをじっくりと見て、次の周回では、その人と同じラインやブレーキングを試してみるということを繰り返します。そうしていると、周回を重ねるごとに、自分が上達していくのが手にとるようにわかって来るのです。

 他の人の走りを盗んでいくのが面白くてしょうがない!そんな感じで時間はどんどん過ぎていき、総合25位。クラス6位でチェッカーを受けました。

今回のレースは、周りのチームにもトラブルは少なくて、「大どんでん返し」は起こりませんでしたが、勉強できたことも多く、私にとっては非常に価値のある一戦となりました。次回のレースまでにはテストを繰り返し、足回りもしっかり煮詰めてレースに臨む予定です。

 



 レース参戦にあたって、徹夜でマシンを作ってくださった
浅野自動車の方には心より感謝しています。またレースの時には、沢山の方やお友達が手伝いに駆けつけてくださりました。まさに色んな人の力があってはじめて、私は今回のレースに参戦することが出来ました。心より感謝しています。