ーパー耐久シリーズ第4戦




予選  総合34位 クラス8位
決勝  電気系トラブルによりリタイヤ


 6月9〜10日にスーパー耐久第4戦が、ツインリンク茂木サーキットで開催されました。私にとって地元でもあるツインリンク茂木サーキットでは、通算4レース目の参戦になります。STOP&GOのこのサーキットは、ヒール&トウやブレーキングなど、走ることに関して一番大切で一番難しい基本を教えてくれる、大変勉強になるサーキットです。さらにコース自体が山に囲まれているため、夕方になると必ずと言っていいほど夕立がふり、一日でドライとウエットの両方を試せてなおさらお得!(三上和美個人の意見)という最高のサーキットです。

今回も私たちが参戦するシビックは「クラス4」です。第2戦ではS2000が4台に対し、シビックは4台というエントリー状況でした。今回も?という気持ちでエントリーリストを見たところ、S2000が6台にシビック2台(浅野自動車メンテ)、インテグラ1台という非常に厳しい内訳です。どう考えてもS2000との400CC差は埋めることが出来ない。ただ出来る事は確実に走りきり、チェッカーを受けた時の結果がいいものになるよう祈るしかないという状況です。傍から見ると勝ち目のないレースかもしれませんが、レースは何が起こるかわからないから、“チームと自分を信じて走るしかない!”



予選
空を見上げるとあいかわらずの梅雨空で、作戦は市川さんが2〜3周ほどタイムを出した後、私が基準タイムのために一周アタックするという作戦で臨みました。そして45分間の予選がスタートし、市川さんが1周目に2,16,111というタイムをマーク。

しかし予選の経過を見たところ、同じクラスのインテグラに0.01差で負けてしまっていることが判明。市川さんが再アタックを行い、1周目に2,15,836というタイムを出して見事に逆転し、総合34位クラス8位で予選を通過しました。


決勝
お昼からのピットウォークでは、WELLTECさんから頂いたチームステッカーを配ったりして、応援に来てくださった方と交流をしました。

その後マシンをコース上に並べ、フォーメーションラップがスタート。そして引き続き105Lapにわたる長いレースが、ローリングスタートとともに始まりました。

最初に走るのは市川さんです。今回のレースは開始直後からトラブルを抱えるマシンが続出し、この時から大荒れになることが想像できました。

他のチームにトラブルが起きるように、私達のチームにも、いつ何が起こるかわかりません。マシンを一旦送り出してからは、トラブルや事故を起こさず帰ってきてくれるのを祈ることしか出来ないのです。レース中盤に他者に接触されてしまい足回りが狂うトラブルが発生。そしてもう5周ほど周回を重ねたところで、再び無線が入りました。“電圧が落ちてきて、レブリミッターのかかる回転数がどんどん落ちてくる。このままでは走行を続けられないのでピットインする”とのことでした。そしてピットイン。とりあえず修理に時間がかかりそうなので、私にドライバーチェンジをしました。(当初の予定はTOP52Lap目にドライバーチェンジ)メカニックの方が一生懸命トラブルの原因を探すものの、はっきりした原因がわからないために、バッテリーを交換してピットアウトしました。


修理に20分ほど時間がかかってしまい、上位に食い込むことは絶望的になってしまったのですが、“次のレースに繋がる何かをつかみたい”という思いで私は走りました。しかしアライメントの狂いは予想以上で、特に右コーナーにおいてのオーバーステアが強く、そのうえブレーキングするとマシンが左右に振られコースアウトしそうな勢い。でもこんな状況だからこそ、いかに速く走るかを考え出し試さなくてはいけないと思いました。毎回ラインやブレーキングを変えるなど、ありとあらゆるパターンを試します。そのうちにミドルinアウトで走るのが一番速いことがわかり、そのラインで走行していきます。

 しかし順調にタイムを上げていった矢先、私にも先ほどの市川さんと同じ症状が発生してしまいました。1周ごとにレブリミッターにあたる回転数が下がっていくのです。最初は一周につき200回転ずつレブリミッターにあたる場所が下がってきたのですが、だんだん下がり方の勢いが増して行き、18周したところでは3000回転までしか回転が上げられなくなってしまったため、やむを得ずピットに入りました。


再びピット作業が始まりました。ここで再び市川さんにドライバーチェンジ。メカニックの方がありとあらゆる場所を疑って調べてみるものの、決定的な原因がわからないために再びバッテリーを交換してピットアウト。その後すぐに無線で、先ほどより症状がひどいため、このままではもう走行は不能との連絡が入りました。

 
3たびのピット作業を行うもののやはり原因がわからない・・・・その頃にはTOPの75%(完走扱いになる周回)をクリアすることも難しく、またこの症状が出てしまうと周りの車輌との速度差がありすぎるため、レースの運営自体に迷惑がかかってしまうことから、“リタイヤ”の決断を下しました。


どうしてもあきらめることの出来ない私を、市川さんやチームの方が説得してくださり、時としてはあきらめる勇気も必要だということを教えていただきました。その後はピットから、色んな人の走りを盗むことに集中しました。このまま汗もかかずレースを終えてしまったら何も残らない。そしてレースが始まって3時間が経過したところで、茂木名物の夕立が降ってきました。

 ウオータースクリーンで前が見えなくなるほどの大雨の中、浅野武夫さん(私達のシビックを作ってくれたメカニックでもあり、FKマッシモシビックのドライバー)の走りに驚かされました。何と、前を走っているGTR2台にピッタリくっついて離れないばかりか、後ろを走っているランエボやインプレッサを引き離しているのです!いくら排気量が低いからといっても、腕さえあればこの走りができる。どんな車にもチャンスは巡って来る事を教えられました。

 今年初めてのリタイヤ。力を出し切れなかった事や、私達のチームを応援&スポンサーしてくださっている方の事を思うと悔しくてやりきれませんが、今回のこの悔しかった気持ちをバネに、さらに前に進んでいきたいと思っています。良い時があれば悪い時もある。今の私に出来る事は、次回のレースできっちり結果を出して答えることです。

レース参戦にあたって、メンテナンスをして下さった浅野自動車の方には心より感謝しています。またレースの時には、沢山の方やお友達が手伝いに駆けつけてくださいました。まさに色んな人の力があってはじめて、私は今回のレースに参戦することが出来ました。心より感謝しています。


 DaisyArtアドバンEK9は

市川ソフトラボラトリー YOKOHAMA WELLTEC ウエッズスポーツ Carnaval Factory Co.,Ltd.  KYB EXEDY CARFACECHIKUHOH 浅野RS WAKO‘S ClubAika 三上和美パーソナルスポンサー(順不同・敬称略)応援・ご協賛により、今回レース参戦することが出来ました。心よりお礼申し上げます。次回も引き続きよろしくお願いいたします。