開催サーキット     ツインリンク茂木 フルコース
開催日 7月28〜29日
予選  総合17位/53台中 クラス15位/34台中 
決勝  総合3位/45台中(決勝順位は総合のみ)

 7月28〜29日ツインリンク茂木で“2001もてぎENJOY耐久”が開催されました。私の所属する浅野自動車は、ツインリンク茂木から僅か車で30分程の場所にあります。記念すべき第一回目のレースに地元のショップとしてぜひとも参戦しなくては!と意気揚揚とレースに臨みました。

 今回のレースは7時間耐久で実にさまざまなレギュレーションがあります。
1、 給油はガソリンスタンドで行なわなくては行けない。(ガソリンスタンドまでメカニックが手で押さなければならない)その際の給油は30リットルのみで給油をした場合10分間のピットストップとドライバーチェンジが必要。
2、    電動工具・エアジャッキをつかっては行けない。
3、    決勝レースにおいては総合の表彰のみ。(クラス別表彰はない)

ほかにもバラエティーに富んだ面白いレギュレーションが沢山。ツインリンク茂木側では“速い車が勝つのではなくどんな車にも平等にチャンスを与えレースを楽しんで欲しい”と言うコンセプトが前提にあるようでした。

 サーキット入りは金曜日で走行枠は4本。前日にエンジンを積み替えた為1本目の30分は丸々ならし走行に当てました。そして2本目も慣らし走行をしていたのですが、走行して20分程で電気がチャージしなくなるというトラブルが発生しました。原因はオイルターネーターで、ショップに戻らなくては部品が無い為、急遽メカニックの方がショップまで戻る事になりました。その後、修理して結局テストできたのは最後の4本目の走行で45分のみでした。


 今回のレースは、速いだけじゃ勝てない。まさにウサギと亀最後に勝つのは誰!?といったレース。燃費走行をしなければ給油の為のピットストップが増えてしまい勝てない。しかしここで燃費走行をしたからといってタイムロスをしすぎてしまったらやっぱり勝てない。勝つためには信頼できるデータと時間が必要だった訳ですが、その時間が無い為ほとんどぶつけ本番!他のチームももちろん手探り状態で、一体どのような作戦を立てれば勝者になれるかわからない…。45分の走行で8500回転シフトアップで走行した燃費と9000回転シフトアップで走行した燃費を計算した結果、驚くべき結果が!なんと燃費(3.5リットル)が変わらなかったのです。(ドライバーが違ったからかも?)

 この日の夜は、遅くまでミーティングをしましたが正確なデータが取れなかった為に、結局“明日の予選でもデータ取りをしょう!”という結果になりました。



予選

今回のレースは2DAY。気温は低めで路面はDRY。アタックドライバーはベテランドライバーの浅野選手に任せる事に。今回は台数が多い為2クラスに分かれての予選でした。浅野選手は2,19,675というタイムを出しクラス15位で予選を通過しました。その後市川選手も基準タイムをクリアする為にアタック。

今回第3ドライバーの三上は、データ取りも含めて予選を走行。コースインしてまず思ったのは路面コンデションの悪さ。前日の練習走行から、コースにオイルを巻く車両が多く非常に滑りやすい路面でした。三上は11周を周回。走行後に燃費を計算すると昨日の燃費が3.5リットルに対してなんと3,0リットル。チーム一同顔が青ざめてしまいました。


決勝

AM8:00から20分間フリー走行がありました。この時間も燃費のデータ取りにあてました。AM10:00〜30分間PitWalkがありました。三上は “予選最上位通過女性ドライバー”ということで“選手宣誓”を行ないました。選手宣誓なんて生まれてこのかたやった事がありません。かなり緊張してしまいましたが無事にクリアー。その後、急いでPitに戻り、WELLTEC様から提供してくださったステッカーと、三上が連載しているCARINを配りました。

そして、AM11:00長い7時間耐久レースが変則ルマン式でスタート。スタートドライバーは浅野選手。私達のチームの作戦は“とにかく一周目に給油をする事”シビックの燃料タンクは78リットルまでガソリンが入ります。レギュレーションによりスタート時の各車両の燃料は30リットルと決まっています。ここで新たに30リットルを給油してしまうと車は重くなりますが、不意のペースカー導入やレーシングアクシデントに備えて“保険”を持つ事はとても有効との考えで。



 作戦通りに最初の一周目に給油を行ない、市川選手にドライバーチェンジ。ここで順位は最後尾になってしまいますが、市川選手は8500回転シフトで快調にペースを上げて行きます。28Lapしたところで給油と、10分間のピットストップを行ない、三上にドライバーチェンジ。

 そして三上も燃費走行を行ないつつ“限られた条件の中でどうやったら速く走る事が出来るのか”一生懸命ありとあらゆることを試しながら周回を重ねて行きました。18Lapしたところでペースカーが入り予定より少し早めにPitin。ここで給油を行い10分間のPitStopその後フロントタイヤの交換を行い、浅野選手にドライバーチェンジ。(順位はめまぐるしく変わりすぎてしまい書ききれなくてすいません。)浅野選手が25Lapした所で給油と10分間のピットストップを行ない、市川選手にドライバーチェンジ。


市川選手が25Lapした所で給油と10分間のピットストップを行ない、三上にドライバーチェンジ。路面温度が下がってきて先程よりもペースが上がって行きました。そして22Lapしたところで給油と10分間のピットストップを行ない、最終ドライバーの浅野選手にバトンタッチ。順位は6位までアップ。

ここまで来ると、多くのチームが燃料計算と実際の燃費の誤差などでガス欠になりコース脇に車両を止めていました。他のチームに起きている事が私のチームに起きない事もない。

実際しっかりしたデータが取れたのは練習走行の45分。DaisyArtシビックはもてぎフルコースを走行したのはスリックタイヤの一回のみ。(もてぎスーパー耐久)今回はSタイヤ初ということも含め、Lapモニターを見ているチーム員にとっては常に“リタイヤ”の4文字が頭をよぎります。

レースが始まって6時間した所で燃費計算の係りが“このままのペースで行くと最後の5分位でガス欠になるかもしれない。”無線の使用が禁止されている為浅野選手しか、残りのガソリン量が分からない。ガソリンがもってくれれば表彰台。もしもの時に備えて給油すれば10何位。どうしますか?”と、監督に聞かれるが“賭けに出る!”ということで、いちかばちか表彰台に賭けてみる事にした。


レース終了あと15分のところで4位まで上昇。3位を走っていたチームが燃費走行の為大きくスローダウン。ここで3位にあがる。4位とのタイム差を計算したところ65秒あった為にサインボードに“ペースダウン”の合図を出すが浅野選手はペースを下げるどころかタイムを上げて行く。

もう、何もわからない私達は冷や汗をかきっぱなし。残り5分…4分…そして7時間目に総合3位でチェッカーを受けました。優勝できなかった事は悔しいが、今回は“チームワーク”の勝利。チームが一丸となってひとつになった結果が3位でした。今回表彰式は特設ステージで行なわれました。シャンパンファイトは大フィーバーで掛合いになり。びしょびしょになりましたが、勝利の味に酔いしれてしまいました。最後の最後まで何位になるか分からなかったしハラハラドキドキ止まりませんでした。(心臓に悪いレース)

 今回は“ど真ん中賞”“最多給油賞”“ベストカラーリング賞”など様々な賞が用意されていまして、DaisyArtチームは深迫紀子さんが“ベストヘルパー賞”に選ばれ表彰を受けました。レース参戦にあたって、またレースの時には、沢山の方やお友達が手伝いに駆けつけてくださりました。まさに色んな人の力があってはじめて、私達は今回のレースに参戦することが出来ました。心より感謝しています。


 −DaisyArt  EK9は−

市川ソフトラボラトリー WELLTEC ウエッズスポーツ Carnaval Factory Co.,Ltd.  KYB EXEDY ブリジストン CARFACE CHIKUHOH 浅野RS WAKO‘S Club Aika SEV(順不同・敬称略)の応援・ご協賛により、今回レース参戦することが出来ました。心よりお礼申し上げます。