筑波ナイター耐久レース



浅野武夫 市川芳邦 三上和美
予選  総合15位/26台中 クラス5位/16台中
決勝  総合16位 クラス11位

 8月11日、筑波ナイター耐久レースが筑波サーキットで開催されました。私が初めて筑波ナイター耐久レースを見たのは今から5年前。当時はレースにあまり興味がありませんでしたが、このレースを見てすごく胸がどきどきしたのを、今でもはっきりと覚えています。レースデビューして今年で3年目。ずっと参戦したかったレースの一つでした。念願かなって今年やっと参戦できることになりました。


 予選は10分間。市川選手がアタックを行いました。台数が26台もいるために、”アタックしては引っかかり、間合いを開ける為にスローダウン”を繰り返しました。そして3周目に、1,07,880のタイムを出し、総合15位クラス6位で予選を通過しました。


 今回はレギュレーションで、一人の最長運転時間が90分と決められているために、浅野選手85分。市川選手が70分。三上が70分走行する作戦で臨みます。

 レースは変則ルマン式で、18:00頃にスタートしました。スタートドライバーは浅野選手が勤めました。スタートはうまく決まり、一ヘアまでに7台を抜いたのですが、何故か一周して帰ってきた時には順位は元に戻っていました。

 後で聞いた話によると、最終コーナーに侵入する少し手前(ストレート)で他車に左リアを思いっきり追突されて180Kmオーバーでスピン。バランスを失ってイン側のガードレールに激突する寸前に、なんとか車をコントロールしてコース上で持ちこたえ、レース復帰したとのこと。

 足回りが少し狂いながらも、浅野選手は持ち前のドライビングテクニックを駆使して順位を上げて行き、毎ラップタイムを更新(平均1分8秒台)し続けます。序盤からトラブルを抱えてしまうチームが続出し、エンジンブローした車がこぼしたオイルなどで、路面状況は最悪の状況になっていました。

 浅野選手が70分走行した頃、小雨が降ってきました。ここで周りのチームがペースを落とした所で順位を大幅に上げ、85分ドライブした所で、総合6位クラス3位で市川選手にドライバーチェンジを行いました。

 

 市川選手も、走りなれた筑波サーキット(昨年のナイターレースではMTトラブルを抱えながらクラス3位を獲得)ということもあり、同じクラスの車両の中では一番速いタイムで周回を重ね、総合3位クラス2位まで順位を上げました。さらにトラブル車両は続出していき、炎上車両が出たところで1回目のセーフティーカーが入りました。

 チームとしては残り90分でレースが終わるということで、少し早めのドライバーチェンジを行なう事にしました。次は三上の番です。しかし、市川選手から無線が入り、電圧が落ち裏ストレートでエンジンが止まってしまったとの報告が。セーフティーカーランの途中なので、すぐに引き上げてくれると思っていたのですが、何故かオフィシャルが引き上げてくれず、しばらく途方にくれてしまいました。

 

 その後10分ほど経ったところで、再び炎上車両が出たので2回目のセーフテイーカーが入りました。この時やっと、私達のチームの車両の回収作業も行なわれました。オフィシャルに牽引されピットに車両が戻って来たので、とりあえず燃料補給とタイヤ交換、ドライバーチェンジを行いましたました。

 

 ボンネットを開けメカニックがチェックをすると、ダイナモの配線が切れてしまったとのこと。早速修復作業にかかり、10分ほどしてマシンが治った所でコースに復帰しました。

 

 コースに出てまず思ったのが、路面がすごく汚れている事です。ナイターレースはおととしまで9時間耐久だったのですが、昨年から4時間耐久に縮小されています。4時間といえばスプリントレースとかわらない走りをするので、その事がトラブル車両を続出させる要因だと思いました。この事以外にも、私にとって今回が初めてのナイターレース。真夜中のサーキットを走ったことはありませんでした。

 

 私にとって、筑波サーキットは走りなれたホームコースである為、“どうにかなる”と甘い考えをしていたのです。その考えが甘かった…。暗くてぜんぜん前が見えないし、怖いし、路面状況がわからない。いくら照明がついているからといっても、いつもの筑波とぜんぜん違う。序盤の接触により足回りの狂いは想像以上で、コース上にとどまることすら難しいという状況です。最初は手前でブレーキを踏みすぎてしまい、練習の時と比べてタイムは2秒も落ちてしまいました。

 

 いつもと同じブレ-キングポイントで踏めるようにTRY!だけどなかなか踏めません。気持より先に体が反応してしまい、どんどん焦りがつのり、走りが余計にギクシャクし始めてしまうという悪循環に陥ってしまいます。“冷静になれ!”と一生懸命自分に言い聞かせながらの走行が続きます。そうして10周ほどしたところで目がだんだん慣れてきて、ようやくいつもの自分自身の走りを取り戻すことが出来ました。夜走るのは本当に難しく、神経をすり減らさなければいけないんだと気づきました。

 

 そうして20分ほどたったところで、炎上車輌が出たので、3回目のセーフティーカーが入りました。それと同時に私の運転するシビックも、再び電圧が落ちてしまい走行することが出来なくなりそうになってしまったので、急遽ピットイン。再び配線関係をいろいろ引きなおしました。そして再びコースにでるものの、10分ほどして調子が悪くなり再度ピットイン。ありとあらゆるところを調べ、再度配線を引きなおしました。

 

 コース上ではトラブル車輌が続出し、4回目のセーフティーカーが入りました。私達のチームは、レース終了後10分のところで再びレースに加わりました。そして総合16位クラス11位でチェッカーを受けました。

 

 今回の筑波ナイターレースは、まれに見る激戦でトラブル車輌が続出し、最後までだれが勝つかわからないレースでした。そんな中、毎年優勝しているメッカが今回も優勝。私達のチームは練習走行では出なかったトラブルが発生し、今回のような残念な結果になってしまいました。

 先月はもてぎ7時間耐久で3位。ラッテストーンレースで総合優勝を飾ったばかりですが、レースは本当に思い通り行かないことを実感しました。良い時があれば悪い時がある。今回のレースは夜のレースの厳しさを教えてもらいました。今回学んだことを生かしてさらに前に進んでいきたいと思っています。

 

 次回のレースは9月9日に開催されるつくばラッテストーンレースです。優勝を狙って走ってきます。

 −DaisyArtシビック☆は−

 

市川ソフトラボラトリー WELLTEC ウエッズスポーツ Carnaval Factory Co.,Ltd.  KYB EXEDY ブリジストン CARFACE CHIKUHOH 浅野RS WAKO‘S Club Aika SEV 三上和美のパーソナルスポンサー(順不同・敬称略)の応援・ご協賛により、今回レース参戦することが出来ました。心よりお礼申し上げます。次回も応援・ご協力よろしくお願いいたします。

 

三上和美

以上